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2.2.屍姫光言宗(こうごんしゅう)   当作品における真言密教の一派。信徒数は約600万。空海の流れを汲み、1100年の歴史を誇る。象徴する図案として、「三色巴紋」を採用している。教義に従い、屍姫を使って屍を狩っているが、僧侶の中には屍姫を「死に迷った者」「悟りに最も遠い存在」「穢れ(けがれ)」として見る者も多い。本山は愛知県山磨市。   作品中では何故か「大元帥系」とする記述と「大師系」とする記述とが混在する。ただし、光言宗寺院の看板が描かれているコマからは、看板に「大師系」と書かれているのが確認できる。  指揮系統が上意下達型の厳然たるピラミッド型組織となっており、それぞれ上位から大僧正・権大僧正・僧正・権僧正・少僧正・権少僧正・大僧都・権大僧都・僧都・権僧都・少僧都・権少僧都・大律師・律師・権律師……、という僧階が定められている。  しかし、内部統制は一枚岩とは言えず、教義解釈や組織の運営方針を巡って、「修法派」と「衆生派」という二大派閥に分断されているのが現状であり、最高幹部である六人の僧正達もどちらかの派閥に属している。なお、前者は主に契約僧らによる現場重視であるが、後者は監査官らを中心とした統制重視であり、屍姫の扱いも大きく異なっている。 ; 屍姫(しかばねひめ)   光言宗が未練ある死体を使って作った『屍』殺しの少女たち。畏怖と憐憫と侮蔑と嘲笑を込めて『屍姫』と呼ばれている。「姫」の名の通り、現在まで女性しか確認されていないが、それは屍姫を作り出す術法が「光言宗の開祖が亡くなった一人娘の為だけに作り出した術」。そして、その術法があまりに難解であったために、開祖の弟子の中にも遂に完全に理解出来る者は現れず、その一部だけを流用した不完全なものに過ぎないためである。その他にも元の対象(娘)の性別・年齢・星の巡りなどが近い死体でなければ効果を持たない。   光言宗の僧侶の一人と契約しており、契約者から離れると回復能力が下がったり、契約者の死が自身の死と直結しているなど、通常の屍とは異なる点も多い。第三者が屍や屍姫に触れると、自分の死に顔が見えてしまうという現象が起きるが、一定期間で直る。   術法の効果により、屍の頑強さだけでなく、人間らしさも兼ね揃えており、その点が「屍」と「屍姫」を分かつ境界となっている。   切断された四肢すら即座に接着可能な高い再生能力によって、本来なら筋骨の断裂で得ることの出来ない人間の限界筋力を完全な形で引き出せ、薬や毒が効きにくいという特性も持つ。さらに、空腹にはなっても餓死することは基本的にはなく、水のみで生存することも可能である。   光言宗には教主たる大僧正の「屍姫を集中させることは不吉を自ら呼び込むのと同義」という詔勅があり、その為、屍姫が他の屍姫と共闘することは少ない。極めて稀に「呪い」を持つ屍姫も存在するが、使用した際にはしばし「浄房」行きが定められるなど、その扱いは光言宗内でも慎重を持って行われている。   あらすじの戒律にもある通り、108体の屍を倒すと天国へ逝けるとされている。  アニメでの設定    天国に逝けるという言い伝えは偽りで、理性を失い、永久に生きる「破壊の屍」と化してしまう。108体近い屍を倒した者、もしくは「破壊の屍」なってしまった者は契約僧との縁を切られ棺に封印される。また、屍姫の霊力の源は開祖の娘であり、その棺が北斗に破壊されてすべての契約僧とすべての屍姫の縁が消滅し力を失う描写がある。 ; 契約僧   屍姫と契約を結んだ光言宗の僧侶の事。僧階が大僧都以上の者にしかなる事は許されない。人数は光言宗全体で約90名。  ; 守護    光言宗が対屍戦用に各都道府県に配置した上級僧兵の事。人数は50名。それぞれ1人から5人の契約僧、および監査官長を部下として率いている。  ; 樒(しきみ)    屍に効果のある数少ない毒草の一つで、対象を麻痺させることが出来る。屍に植えつけ、精気を吸い上げるよう品種改良した物も存在する。  ; 神丹酒(ソーマ)    光言宗特製の肉体強化薬。銃弾の動きにも対応できる屍に拮抗できるなど、効果は強力だが持続時間はそれほど長くなく、副作用も強い。ちなみに神丹酒のラベルデザインは田神景世がしているが、それは本人の趣味を反映したものであるため、センスはかなり悪い  ; 座壇    僧兵自らが座主(領主)となった儀式壇の中で経典(または法具)を使用し、僧を守護する星や神々の力を一部借り受け奇跡を行う儀式で、光言宗僧兵が行う術式最強の戦闘術。代表的なものに赤紗の奇想蓮華(キソウレンゲ)、莉花の金爪異掌(コンソウイショウ)がある。   ; 法具     僧兵が座壇を使用する上で用いるシンボル的な器具、仏具。持った神秘性によって、特級〜9級までの10段階のランクが存在する。; 光言宗偉家十聖(こうごんしゅういかじゅっせい)    光言宗開祖の高弟十人の末裔で、神生(かみう)・紫央(しおう)・高峰(たかみね)・荒神(あらがみ)・土門(つちかど)・葵・総角(あげまき)・標(しるべ)・宮宮(ぐうみや)・星村(ほしむら)の十家。いずれも高位の優秀な僧を輩出してきた。作中では星村が断絶となっている。;; 屍法姫教典(しほうききょうてん)     偉家十聖の家に代々引き継がれてきた秘奥。「未練ある死体」から「屍姫」を作り出す技術が記されており、光言宗最大の禁忌であると同時に最大の秘儀でもある。この教典の独占こそが、十聖を他家と隔絶する象徴であるという。星村が所持していた教典は屍襲撃の際に焼失したか行方不明となっていたが、アニメでは北斗が身体に巻いて使用している。 ; 五諒山(ごりょうさん)   光言宗の霊山。一時期は本山としても利用されていた。縁   人と人を繋ぐ、目に見えない繋がり。運命や宿星と同義。屍姫と契約僧の縁は生命のエネルギー「霊気(ルン)」をやりとりするパイプの役目をしており、契約僧が死ぬと縁が絶たれ、屍姫の能力は激減する。この縁を感覚的に掴むことが契約僧の第一条件であり、縁を辿れば離れた場所にいる相手の居所も探知できる(屍姫の方から探知することも可能)。 ; 縁切り   屍姫は生者とは異なり、結べる縁に限りがあるため、最も強い縁(=契約僧との縁)以外の縁を切り捨てなければならない。その際に行われる儀式の総称である。 ; 結縁灌頂(けつえんかんじょう)   契約僧と、それを守護する仏尊との縁を明らかとし、自身の能力と可能性を見出すための儀式。具体的には曼荼羅の上に目を閉じたまま樒の葉を投げ、着地点にある仏尊との間に縁ありということになるが、曼荼羅の外に葉が落ちた場合は仏縁無しとして、契約僧としての資格を失うこととなる。多くは特定の仏尊と縁を結ぶことによって、特殊な技術や知識などの加護を得ることが出来、また専用の法具も与えられる。ただし、相性には個人差があるため、以後能力を伸ばすにあたって伸び悩む者もいる。   なお、本来は「けちえんかんじょう」と読む。ZENBU NOSE(ゼンブ ノセ)   魔法少女(巨乳ネコミミセーラーメイド)。「屍姫」の世界に存在する魔法少女アニメ、またその主人公の名称。  あらすじは、何の特徴もないごく普通の女子高生である主人公「無色透子(むしょく とうこ)」がある日萌え星の力を得て、多重萌え属性魔法少女「ZENBU NOSE」に変身する力を得て、敵を倒していくと言うものである。  各話に登場する敵にはそれぞれ異なった萌え属性の弱点が設定されており、「ZENBU NOSE」はその属性を自分に上乗せすることによって敵を倒していくが、次第に属性は自身の許容量を越えた「全部乗せ」状態になっていく……。  そして、迎えた最終回では自身の萌え質量が限界を越え、臨界点を達してしまうことを知り、地球を守るため自ら太陽に突入するという『鉄腕アトム』を彷彿とする終わり方をする。作者曰く、萌えに警鐘を鳴らす内容でもあったとのことである。  近畿限定のフィギュア、オルゴールの共鳴箱などグッズもあり、光言宗内にも景世や鉦近などの確固たるファンもいる模様。  ライバルは呪術闘士(貧乳しっぽツインテールエルフナース体操服)THUYUDAKU FULLSET(ツユダクフルセット)。  アニメでは更に派生作品として登場キャラをデフォルメした『ZENBU NOSE プチッと』が主流となっている。
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